TOHOシャンテで「フロスト×ニクソン」を観てきました。
ファーストデイサービスとはいえ、平日の1時過ぎだというのに満席。しかし観て納得、超おもしろいよ、これ！
イギリスの人気司会者デビッド･フロストはちょっと軽めのプレイボーイ。ニクソンの退陣劇をＴＶの中継で見た彼は、「ニクソンにインタヴューできればオレもセレブの仲間入りじゃね？」と申し込んだところＯＫがもらえちゃう。でもこれって思ったより大変で、老獪なニクソンにコテンパンに利用されてオカネふんだくられてやられちゃうよ・・・
途中何度も会場から笑いが沸き起こったり、「おおっ」と感嘆の声が出たりで、大いに盛り上がりました。というのも、見所のインタヴューの場面がボクシングテイストになっており、互いのスタッフがセコンドのような演出で、それがまたピッタリはまってる。インタヴューをTV画面を見ながらスタッフが応援している姿なんか、先日のタイトルマッチを観てるダンナと息子のようでしたよ。
新人ボクサーよろしく成長していくフロストの、かといって決してマジメ一筋ではない姿は私たちに親近感を与えるし、ニクソンの意外にオカネに細かいトコロとか憎めなかったりして、登場人物の魅力もたっぷりです。
そして私の大好きなサム・ロックウェル。マトモな人の役、久しぶりに見ました。
