イギリス人は「ああ、早くシャワー浴びてビール飲みてえ!」というところを「早くシャワー浴びて紅茶飲みたい!」というし、「早く帰って屁ェこいて寝な!」というところを「家に帰って紅茶でも飲め」と言うようです。ホント、イギリス映画を観たって実感しますよ。
ただのチョロイ銀行強盗でカネを手に入れるはずだった中古車販売を営む元チョイワルのテリー・レザー(ジェイソン・ステイサム)達。ところが盗んだものはカネどころか、とんでもないものがザックザク・・・
ミック・ジャガーがカメオ出演してます。超びっくりした。てか、ミスタースポックかと思った・・・(;´▽`A``
オトコのかっこよさは髪の毛の量とは関係ないということがジェイソン・ステイサムを見てるとよくわかります。すっごいセクシー!でも行きがかり上大変な事態になってしまったわりにはちょっと強すぎ&かっこよすぎじゃないかい?ま、いっか。
イギリスでは有名な実話に基づく話だそうです。どこまでホントなのかわかんないですけど、とにかくジェットコースターのように話が展開して、あきさせません。その分人物を覚えるのが大変なんですが・・・なんとかついていけます。
銀行強盗のくだりはあくまできっかけ。話の本題はあくまでこの後です。しかしその金庫破りの手法が1971年の話だけあって、穴を掘ったり、コンクリートを焼き切ったり、アナログなのがいい。「ミッションインポシブル」シリーズなどでかなり頭が毒されていたらしく「あれ、貸金庫の穴はどうやって開けるのかな?なんか特殊な装置があるのかな?」と思っていたら、グラインダーで切ったり、簡単にバールでこじ開けたりしていました。そりゃそうだ。逆にとっても新鮮です。
成功したかに見えた金庫破りはとんでもないものがしかも複数貸金庫に保管されていたために、とんでもない方向へと押し流されていきます。ひとり、またひとりと命を狙われる仲間達・・・このまま皆殺しか!?
どのあたりまで本当なのか興味があるところですが、映画の一番最後に後日談がテロップで流れますので、そこから想像するしかありません。いや、まさに事実は小説より奇なり。
そうそう、すべて終わった後、主人公にとって最大のピンチ・・・奥方と恋人の一騎打ちシーンがあります。これって殿方にとって最大のピンチですよね~。ここんとこのジェイソンの顔ったら、上手ですよ。
超オススメです。観るべし。服もステキです。