散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

めがね

Photo ダイヤモンドシティ改めイオンシティ・ミューで「めがね」を観て来ました。

今回の映画は別に感動して泣くとかそういうのじゃなさそうなのでハンカチは用意しませんでした。そしたら予告編で「マリと子犬の物語」を見て泣いてしまいました。山古志村で犬はヘリに乗れないと残さざるを得なかった犬のマリがヘリを追いかけてくるシーンはトラウマになりそうです。めがねと関係ないですね。

立ってるだけで笑える俳優は、男性では伊藤四朗、女性ではもたいまさこさんですね。春の海 ひねもすもたいまさこかな。そんな映画です。どんな映画や。

2 かもめ食堂」同様、食べ物の美味しそうなこと。盛り付けなんかもろにカフェメシですね。食器もイイ!イッタラですかね。

主人公のタエコがここに到着してずっとシラーッとしていますが、わたしだったらキャーキャー言っちゃったかもしれないな。家具もさあ、いいのよ。外においてある木の椅子とか、客室のテーブルとか、ナイトランプとか、いちいちセンスいいのがおいてあるから、どこのですかとか聞いちゃうよ?でも台風とか厳しそうな地域なのに、あのダイニングはどうやって雨風をよけるのかな。

そしてかきごおりのあんこ。

うちのダンナのおかあさんが年季の入った銅の大鍋でコトコト炊いてくれるあずきは最高なんですが、おんなじカンジで炊いてましたね。

もたいまさこさんはいろんなワンピースを着ています。一体どこであんなかわいい服売ってるんだか、オーダーメイドなのか、気になります。うちでワンピースを着ると「年甲斐もない」とか「オバンがみっともない」とか色々言われるんですが、ああいう色合いだといいかもね。

みなさん、苗字がでてきません。名前だけ。苗字なんて、そんなの関係ねえってことですかね。かきごおりの代金のことといい、あまりにも干渉しない世界で、少し寂しい。それに、あまりにもきちんとしていて、あこがれるけど息苦しい。でも楽しかった中学生の部活のような、もっと続けばいいのに・・・と終わるときにきゅっと悲しくなる世界です。

結局何がおこるとか、ストーリーがどうとかはないんですが、かといって眠いとか退屈だとかそういうのもないです。いい時間が過ごせる映画とでも言っておけばいいかなと。

シアターから出るとき、後ろを歩いていたカップルの男性が「なんかムカつく!なんだよみんなスカしやがってさ・・・」みたいなことを言ってて笑った。否定はしませんね。うふふ。