「ハンニバル・ライジング」を観てきました。
ハンニバル・レクターの性格が形成された理由を懇切丁寧に説明するための映画です。
出ました!期待を裏切らないヘンな日本!でも「宇宙戦争」よりはマシかな。昔はこのテの変な日本の描写にいちいちムカついていましたが、現在は楽しみでもあります。レディ・ムラサキって・・・源氏物語からとったのかな。
リトアニアの貴族の息子でパリで大学に通ってる割にはきれいな顔以外ノーブルさを感じません。「羊達の沈黙」でみせた芸術的な殺人(?)はどこで身に着けたものなのか、さっぱりわからん。「ハンニバル」の最後の飛行機のシーンで機内食を食べず「ディーンアンドデルーカ」のお惣菜を食べるようなこだわりも感じないし、あんた、別人でしょ。ほっぺたかじればハンニバルって訳じゃないでしょう。
関係ないですが、ディーンアンドデルーカは年収3000万以上の人を対象としてるって雑誌で読みましたが、対象外の私がプレーン・スコーンを2つ買ったらそのうち1つはよりにもよって私の大嫌いなブルーベリー味が入っていました。喝!
いけないいけない、私怨で文句言ってはいけません。多少の整合性は気になるものの、主役のギャスパー・ウリエルはなかなかの演技力です。なかなかあの狂気の表情はできません。「ロング・エンゲージメント」でもさらーっと演じていたのが好印象でした。
あのほっぺたのキズにも見えるシワは扇情的ですてきです。