ドン・キホーテ by ボリショイバレエ団
上野の東京文化会館でボリショイバレエ団の「ドン・キホーテ」を観てきました。一張羅の大島紬と紅型染めの牛首紬でめかしこんでね。いやー、ステキだった!今回席が前から2列目で、バレリーナの背中の筋肉のスジまで見えましたよ!
さすがというか、団員全体のレベルが高い!全員で踊りまくるドンキですが、あれだけのテクニックで見せつけられると唖然としますね。そしてこれは気のせいかもしれないけれど、速い曲はより早く、遅い曲はより遅く演奏しているような気がする…これは大変な事ですよ。
キトリ役のエカテリーナ・クリサノワさんはとってもキュートで、宿屋の娘の元気でチャーミングな感じがよく出ていて、しかも超絶技巧をニコニコしながらこなしちゃう。ドゥルシネア姫も優雅に舞い、そのキープ力のあること!止まってる[E:coldsweats02]
バジル役のミハイル・ロブーキンもステキで[E:lovely]3幕もやんやでした。音楽はあえてゆっっくりと始まり、歌舞伎だったら「たっぷりと!」と声がかかるような濃厚さ。音楽はだんだんと早くなり、心配になるほどのテンポの中圧巻の演技を見せてくれました。
ジプシーの踊りのクリスティーナ・カラショーワさんも情熱的で、思わず会場から「おおー…」と声が漏れるほど。
森の妖精たちは素晴らしく可愛かったのですが、衣装が濃いオレンジのグラデーションで、傘の開いたナメコにしか見えなくて困りました^_^;
バレエはど素人のダンナもすごく楽しめたらしく、第一幕が終わったとたんに私の膝をバンバン叩いて「面白いっ[E:sign03]」と言っていたのでよかったよかった。偶然だけどスペインに行った年にドンキ見られてさらによかったです。1幕の背景がバルセロナってうすぼんやりわかった(後でプログラム読んではっきりわかったけど)もんね!