散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

アメリカン・ハッスル ☆☆☆

Image_11 立川シネマシティで「アメリカン・ハッスル」を観てきました。ハッスルって言ったら小川直也の「ハッスルハッスル!」を思い出しますが、俗語で詐欺っていう意味なんですってね。

実際に起こった「アブスキャム事件」を参考にした映画です。
最近は実話ブームなのかはたまた事実は本当に小説より奇なのか、実話ベースが多いですね。だって実話じゃなかったら誰がこんなベタな事件を小説に書きますか、ってなもんですよ。ボツだ!しかし実際にはこんなウソみたいな話が起こるのは本当に信じがたいですね。

天才詐欺師アーヴィン(クリスチャン・ベイル)は愛人のシドニー(エイミー・アダムス)と組んで仕事をしていたら逮捕されてしまう(天才なのに?)。自由と引き換えにFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)に要求されたのは、癒着している政治家とマフィアを囮捜査で罠にはめて逮捕するのに協力しろというものだった...

開始早々、ぶっ飛びました。だって...



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クリスチャン・ベイルがハゲデブになってて、しかもそのハゲをマニキュアみたいなのを使ってイチキュウ分けに整えるシーンが延々と続くのですよ∑(゚Д゚)「ザ・ファイター」では毛を抜いて役作りしていた彼なので、今回もまた抜いちゃったんだろうか?お願いだからもう彼にムチャさせないで!

まあそれはさておき、この映画ものすごいキャストです。
売り出し中のジェレミー・レナー、アニメ声だったのに最近すっかり演技派になっちゃったエイミー・アダムス、めっちゃ演技派の子役だなあと思ってたら今回おばさん役がめっちゃすごかったジェニファー・ローレンス、そしてマフィアのボスでロバート・
デ・ニーロまで出ている。よっぽど売れないとモトが取れないんじゃないの?と他人事ながら心配になるくらいです。そのおかげで作品全体がリアルに感じられますね。特にアーヴィンがマフィアのボスと話すシーンなんか、手に汗を握る迫力。デ・ニーロ流石です。

この映画を観てて、個人的にものすごく残念に感じたことがあります。
しょうがないっちゃしょうがないんですが、私がネイティブだったらなあ〜と心から残念に思いました。なぜって、この映画はシーンごとにピッタリの曲がかかってるんだって。ぜーんぜんわかんない(T_T)あと、英国式アクセントと米国式アクセントの違いが分かればもっと面白いんですよね。

というわけで、日本にいらっしゃるネイティブの方、私の無念を晴らすためにもぜひこの映画を観ていただいてですね、あーワタシネイティブで良かったわあと言っていただきたいと!思うのであります。