散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

サンシャイン・クリーニング

1 武蔵野ミューで「サンシャイン・クリーニング」を観てきました。お隣に外国人の方が座っていて、「シット!」「ジーザス!」「ウープス!」と小声でいいながら観てて面白かった。

高校時代チアリーダーでスターだったローズ(エイミー・アダムズ)は一家で負のスパイラルに陥っている。本人は高校の同級生でやはりスターだった今は刑事の元カレと泥沼不倫中のシングルマザー。掃除のバイトで生計をたてている。妹のノラ(エミリー・ブラント)はパラサイト・シングルで情緒不安定なバイト生活。お父さんは商売に手を出しては失敗を繰り返すし、息子は問題行動で転校。何をやっても上手くいかない姉妹はローズの元カレの紹介で犯罪現場の清掃会社を始めるが・・・

サミュエル兄貴の「ザ・クリーナー 消された殺人」とはずいぶん装備とか違って簡単にやるんだなあ・・・と思ってたらやっぱり姉妹の準備不足でした。

「友が皆 われより偉く見える日よ」(ちょっと違うなあ・・・)と思ったときのやるせなさ、過去の栄光にしがみつく自分、その自分に何の価値もないと自覚した時の絶望感、目的を見つけた人間の表情や、仕事にうちこめる事の幸せなど、しみじみと共感できるのです。しかしちっとも説教臭くない。笑いを多く取り入れながら、ひとりの女性の成長を見せてくれる、貴重な映画でした。