5月2日の夜から6日まで、能登へキャンピングカーで行ってきました。渋滞を避けるため2日の夜9時出発。ダンナと交代で運転して、車中泊(今はPキャンとはいわないそうですね)。
地震の前からキャンプ場など予約していたので、こんな状態で遊びに行っていいのかどうかぎりぎりまで迷いましたが、キャンセルはかえって悪かろうと出発しました。行ってよかったというのが正直な感想です。
写真は能登島大橋です。欄干に小さなこいのぼりがたくさん結び付けられています。
ガラス美術館とうちのマンボウ君です。この美術館、ピカソやシャガールのデザインしたガラスの美術品や清朝のかぎ煙草入れ等があり、なかなかのものです。外で犬とダンナが待っていたので駆け足で鑑賞。
その後能登島水族館へ。この人出!どうやら遠慮は杞憂だったらしいですね。
ここにはラッコ館もあって、すごい人気でした。
水族館の隣にあるweランドというキャンプ場で2泊するので、大き目のテントをはりました。
ここのキャンプ場はとても広々として芝生も素敵なんですが、数箇所のシャワーしかなく、しかも朝10時から夜9時までしか入れません。で、朝輪島に出かける前に近くの和倉温泉の「総湯」という共同温泉に立ち寄りました。駐車場も広いし、480円と安いし、施設もまあまあ充実して清潔で便利です。脱衣所に大きな亀裂があったのが生々しかった。
輪島の朝市です。写真だと人が少なく見えますが、すごい人出でした。地震がなかったらいったいどれだけの混雑だったのか?
犬を連れていると一番困るのは食事です。ここは 輪島工房長屋のなかのお店ですが、外にテーブルが置いてあり、そこで犬と一緒に食事ができます。
こんなにきちんとした食事が!しかもこの食器、輪島塗なんですよ。これ欲しかった~。丸いのはくみ出し豆腐。刺身はたこの薄造り・鯛・ブリです。キトキトとはこのことか。ごはんだってお米にはちょっとうるさい私も(ダンナが新潟の米作農家出身)うなる美味しさでした。お箸は持ち帰っていいそうです。輪島塗。このお店、ものすごい勢いでお勧めします。
マジンガーZの開発者って、鏡重蔵っていうんじゃなかったっけか。永井豪となにか関係があるんだな・・・?
朝市の次は千枚田。駐車場が狭すぎて、車とバスがあふれていました。
窓岩です。逆光です。この後冬場はあまりの風の強さに逆流するという垂水の滝に行き、能登半島の東側を通ってキャンプ場へ戻る予定でしたが、なんとガケ崩れで国道が通行止め!泣く泣く予定を変更しました。
しかし変更してもよかった。「時国家」「上時国家」という、壇ノ浦の戦いのあと能登に配流された平忠時・時国の家です。忠時は「平家にあらずんは人にあらず」といった人だったかな。特に上時国家は雅な作りで、逆にそれが悲しくもありました。
次の日は総持寺からスタート。この辺は今までで一番地震の被害が目立ちました。700年の歴史を誇る名刹が、大変なことになっていました。
荘厳な本堂の扉が曲がっています。
日本一長いベンチ。想像力が貧困なので、直線的なものをイメージしていました。
ここは時間がないからパスしようか~と言っていましたが、せっかくだからと寄ったところ、大変な見所だったことが判明。いやー、パスしなくてよかった!
こんなだ!松本清張の「ゼロの焦点」の舞台ですぞ。赤いのは足場で、向こうまで渡っていけます。注意しないと波しぶきをかぶりそうでした。
そして今夜は能登千里浜休暇村のキャンプ場で。6組くらいしかいませんでした。深夜、近くの浜で騒ぐ若い人の声が聞こえました。
お風呂は休暇村ホテルのが使えますが、夜8時までなので急いで入浴。せっかくきれいなお風呂だったのに~(;_;)
朝ごはんはちょっと手抜きをしてホテルのバイキングで。失礼ながらあまり期待していなかったのにもかかわらず、品数も多くとても美味しかった!スタッフも感じよかったですよ。
最終日はとにかく帰るだけ。9時に休暇村を出発して、能登有料道路→北陸道→上信越道→関越とひた走って帰ってきました。どんだけ渋滞するかと思いきや、藤岡の辺で少しノロノロしただけで、5時過ぎに家に到着。なんか拍子抜け~
遠いけど行ってよかったなあ。能登の人は道をきいたひとまですごく親切だった。海がすごくきれいで迫力があって、ご飯も美味しかったし、今度は金沢・東尋坊方面に行きたいです。