浅草公会堂で「浅草歌舞伎」を観てきました。犬友のもこママが市の抽選で割引チケット当ててくれたの。
歌舞伎観るの久しぶりだなー。新年だしはりきって母のお下がり(といってもしつけ糸が付いていた)を仕立て直した友禅の訪問着で行こうと思ってたけれど、もこママが紬だそうなので、大島の着物と牛首紬の帯で。
会場はやはりお着物の方も多く、眼福でした。
出し物は第二部なので「熊谷陣屋」、「流星」、「魚屋宗五郎」。
「熊谷陣屋」は自分の子を犠牲にして忠義を全うし仏門に入る熊谷直実のお話。浅草歌舞伎は若手が出演する舞台なのでちょっと重すぎるかな〜❓もっとお姫様とかキラキラ出てくる演目観たかったかも。
「流星」は舞踊。夜に駆け抜けて行くので夜這い星とも呼ばれるそうで(酷い名前)、ちょっとおどけた流星が雷様の夫婦喧嘩で眠れないよ〜という筋。ユーモラスで雷一家の演じ分けがとっても楽しい❗️舞台も彩雲で美しく彩られ、お正月に相応しい。
「魚屋宗五郎」は菊五郎の「酔っ払い役をやってみたい」とのリクエストで書かれた作品らしく、生真面目な宗五郎がやめてたお酒を飲んで段々にベロベロの酔っ払いになっていくところが見どころ。松也さんが演るのでちゃめっ気たっぷりの酔っ払いでした。私のご贔屓、中村隼人さんはお殿様の役。美しい。
楽しく歌舞伎を観た後は、能登の大地震への募金箱前に役者さん総出だそうなので、いそいそと並んだところ、なんと隼人さんの前の募金箱の前に押し出され、隼人さんにしっかり目を合わせられ「ありがとうございます」とお礼を…‼️
いい年になりそうです。
