散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

ザリガニの鳴くところ

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TOHOシネマズ新宿で「ザリガニの鳴くところ」を観てきました。

www.zarigani-movie.jp

アメリカで大ヒットしたミステリー小説の映画化。ただミステリーというだけの魅力ではなくて、主人公の生活環境が日本では絶対あり得ないので本当に興味深く鑑賞しました。

ヒトというのは普段あまり意識はしてないけれど動物の一種で、離れた水辺に棲む1匹のカイアという名の動物が生き延びるための物語です。

もちろんヒトという動物は全くひとりでは生きていけないので、孤立した中にも彼女を優しくだったり厳しくだったりして見守り手を差し伸べるヒトもいて、それこそがヒトをヒトたらしめる所以なんだろうなと。

それにしても湿地帯に棲むのは、ヤワな私たち日本人には無理そう…泳ぐなんてとんでもない、水に入っただけで感染症起こしそうだし、蚊とかブヨとか大丈夫なの❓この地方ではそういう虫はいないのかな…とかちょっと気が散りました。

 

自然界ではいろいろな方法で自分の身を守る生き物がいます。

毒を目から噴射したり、色で「私は危険」と知らせたり…こういう時ヒトは知恵を使うのでしょう。無力な生き物ですからね。

カイアのしたことはこのような動物が身を守る方法のひとつだったような気がする。許す許さないはずっと後にできたヒトが集団で生きるための知恵で、カイアはそこから遠いところ、ヒトが孤独に生きていた時代の生き残りだから。