ジョン・ウィリアムズの名曲をウィーンフィルが演奏するというとんでもないCDが発売されました。
映画音楽の御大ジョン・ウィリアムズとウィーンフィルはクラシック界の最高峰。この奇跡の組み合わせ考えたの誰っ⁉️聴くだけで泣いてまうやろ⁉️
このコンサート行けた人本当に羨ましい。19曲も演奏されたらしいですよ…なんでライブDVDを出さない…⁉️
私の通った高校は毎学期末、保護者面談がある日は講堂に(結構本格的な設備のある講堂だった)全生徒を集めて映画を見せていましたが「E.T.」は大きな映画館を借り切って上映されました。クライマックスで主人公のお兄ちゃんが自転車で大立ち回りをするシーンではものすごい黄色い歓声が全生徒から飛び(女子高なんで)、有名な飛翔シーンでは全女子高生が泣きました。映画が終わって解散した後は誘い合って当時珍しかった創作パスタのお店を占拠し、店長さんを驚かせました。「今日なんかあったんですか…❓」と会計で聞かれましたっけ。
「star wars帝国の逆襲」は初めて子供だけで観た映画。帰りに弟が欲しがったのでダースベイダーのボールペンを買ってやりました。メインテーマの最初の音、「ンパーン‼️(このタメの『ン』が大事なのっ‼️)」が鳴った瞬間唇が震えて鼻がツーンとしました…(T_T)
「レイダース/失われたアーク<聖櫃>」は公開時は観に行けなかったし、当時はレンタルビデオは無かったので悔しい思いをしていたのですが、大学生になってカフェバー(死語)に行ったら流しっぱなしになってて友人と2時間粘って終わりまで観てしまいました。
…というふうに、1曲1曲に思い出が詰まっていることもあってちょっと前のめりで聴いたのもありますが、さすがすばらしい演奏です。きらめいているが派手派手しくはない。ドラマチックだが大袈裟でない。
star warsのメインテーマは当初はロンドン交響楽団だったのですが、後年アメリカで編成された楽団で演奏されたと聞いています。ロンドン交響楽団では音が落ち着きすぎていたのでしょうか。私はロン響のそういうとこが大好きなんですが…コンセルトヘボウとか…後年のものはファンファーレ部分の音がとても明るくクリアで、背景の星空にリンクしたキラキラ感がなんとも言えなかったのですが、こうしてウィーンフィルの演奏を聴いてみると落ち着いた感じに戻っていて、オペラの始まる前の高揚感が身体の底から湧き起こってくる雰囲気がどことなく感じられ、ああ、star warsはスペースオペラなんだったと改めて思い出した次第。
「帝国のマーチ」はウィーンフィルの金管楽器担当の方々から「プログラムに加えられないか」とリクエストがあったそうです。そのせいかどうかは定かではありませんが、この曲の音からは演奏する喜びが溢れ出てきているよう。
ぜひぜひ聴いてあなたの思い出も甦らせてやってください。