散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

ポール・ラーション展

2a145a6f6b454f2290b5e09fa3c2cca0 大学時代のルームメイト、Tちゃんと「カール・ラーション スウェーデンの暮らしを芸術に変えた画家」を見に行きました。今日はこの後国立新美術館にも行きますのでサクサクとね。 カール・ラーションは言うまでもなく偉大な画家のひとりですが、19世紀末のスウェーデンの人々の意識を変えたライフプランナーでもあります。いわゆる「用の美」をスウェーデンにもたらし、 そしてその思考を具現化したのが妻であるカーリンでした。 今回初めてカーリンの「作品」を見ましたが、彼女はすばらしいテキスタイルデザイナーですね。彼女の織ったタペストリーやテーブルセンターなどの意匠は眼を見張るものがあります。ていうか、欲しいよ❗️中学生の時授業でクロスステッチを習ってちょっとハマり、大学生の時もクッションカバーなど作ってみたことがありましたが、も一回やってみようかなあ。母親もいちどき刺繍にハマって私の手提げを作ってくれましたけど、ここでカーリンの刺繍を見たら母のはスウェーデン刺繍だったんですね。どこで習ったんだろう。 例えば東京都美術館とかの企画展だったらクラナッハ展でシュタイフとコラボしてユーディトベアを販売するとかあるんですが、ここは企業が社会事業としてやってる所だからか商売っ気がなく、せいぜいクリアファイルや一筆箋くらいのものなのが残念です。例えばカーリンのデザインでティーマット作るとかするとちょっと買っちゃいますよねえ。 そんな才能溢れるカーリンですが、カール・ラーション自体は彼女を作家としては見ていなかったらしいです。結婚前は裕福な中流家庭で育ち美術系の学校で学んだ彼女は、自分を作家として意識していたのだろうか。だとしたら彼女の人生は幸せなものだっただろうか。すごく気になります。